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地域に入ったら自分に何ができるか見えてきました

地域おこし協力隊
福山 正真さん
ふくやま・しょうま
2017年4月に広島県からIターン
先輩移住者

—前の仕事といまの仕事を教えてください

前職は製鉄業で、今は矢祭町の地域おこし協力隊です。

 

—地域おこし協力隊になったきっかけは?

思いつきですね(笑)楽しそうだなと思ったからでしょうか。
前の仕事を辞めたタイミングでJOINのホームページを見て応募しました。

 

—なぜ矢祭町に?

あまり地域にこだわりはありませんでした。
矢祭町の地域おこし協力隊に応募しましたが、落ちるだろうなと思っていました。
地域に入って自分はなにができるのだろうと感じていましたから。
ほかの地域も考えていましたが募集要項に合わなかったため断念しました。

 

—地域おこしのような活動には元々興味があったんですか?

そうですね、社会貢献は意識していましたし、好きでしたね。
福島に移住する前に、広島で「イングレス」というスマホアプリと献血のイベントを主催した経験があります。
もともとはマレーシアで行われていた「Redfaction」というイベントだったのですが、日本で開催されることになり、私は中四国のリーダーをしていました。
献血もこれまでに20回以上行きました。
元々は高校の時に数学が嫌いで、献血をすれば授業をさぼれるという不純な動機からはじまったんですけど(笑)。

 

—福島に来たことはありましたか?

何回かは来たことがあります。
そのときは郡山と相馬に行きました。
これもスマホアプリのイベントでした。
矢祭町は知りませんでした。

 

—現在はどのような業務を行っているのですか?

現在はゆずの農産振興に取り組んでいます。
次年度からは実際にゆずの畑を借り、農業を始める予定です。
地域おこし協力隊の任期後は就農して生計を立てたいと考えています。

 

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—農産振興ってどのようなことですか?

矢祭町は元々こんにゃくの生産地だったのですが、30年くらい前にこんにゃくの価格が下落してしまいました。
それをきっかけに自生していたゆずの生産へ転作を図り、栽培しています。
しかし震災後に、風評被害からゆずが売れなくなりました。
現在、それらのゆずを活用するために「もったいないゆずプロジェクト」を立ち上げ活動しています。

 

—もったいないゆずプロジェクトではどのような取り組みを行っているんでしょうか?

取り組み始めた当初は販売を促進することを考えていたのですが、震災以降、管理されない圃場が出ていることや、農家さんの高齢化が進んでいることなど、まずはゆずの品質をもっとよくしていこうということになりました。

 

—品質をよくしていくとは?

ゆずは秋に青ゆず、冬には黄ゆずが採れるのですが、矢祭町のゆずはどちらも小さいんですよね。
ゆずの栽培環境は急斜面のため、作業に体力が必要になんですが、高齢化のため摘果などが難しくなってきたからではないかと考えられます。
実際に剪定や摘果などを行い、品質を上げていきながら、販売につなげていきたいと思っています。
町民の方からは、イチゴもやってみないかという声をいただき、私の活動はゆずに限らず農産物の振興になっていますね。

 

—そのほかにやりたいことはありますか?

作業基地がほしいです。
地域おこし協力隊の任期中はまだ大丈夫なのですが、就農した場合のために任期後も使えるような作業場がほしいです。

 

—矢祭町の生活はどうですか?

生活は楽しいです。
人と繋がることが多く、地域の集まりへの参加など、暇をすることはありません。
娯楽施設はいらないですね。
買い物も不便はしていません。
町内にはスーパーもあり日常生活は問題ないですし、少し行けば大子町があり、そこでは大きな買い物もできます。
私は必要ないですが、東京のような娯楽を求める人にとっては、矢祭町には娯楽がないと思うかもしれません。

 

—出掛けるとしたらどこに行くんでしょう?

遊びに行くとしたら白河ですね。
郡山にも行くことがあります。
地域のイベントなどは休日にあることが多いので、出掛けることは少ないです。
広島で暮らしていた頃に比べるとあまりゲームセンターにも行かなくなりましたね(笑)。

 

—都会暮らしでは味わえないところは?

人と人とのつながりの強さですね。
商工会青年部に入っており、楽しいです。

1日の生活サイクル
…睡眠 …身支度・朝食 …通勤 …仕事 …夕食 …その他 …自由時間