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【令和5年度】POP UP EMANON in 白河高校を実施しました

 一般社団法人 未来の準備室は、令和5年度10月から1月の期間中、白河高校内に生徒の居場所を設置しました。白河市コミュニティスペース運営事業予算を活用した、はじめてのアウトリーチ事業です。

■目的

 「居場所」の可能性や意味を体験する機会を提供することを通じて、EMANONを含む地域内の資源や課題、多様な他者との繋がりへの期待を高め、学校内の居場所が社会や地域との架け橋になることを目的とする。

■実施概要

 生徒が放課後に滞在・活動する臨時の居場所を白河高校に設置し、開設準備を1回、毎週火曜日にスタッフ2名の派遣を9回、計10回実施した。

 南校舎1F 2-2と理科準備室の間の倉庫教室の約半分のスペースを活用し、放課後(おおよそ15:30〜18:30)に自由に生徒が利用できる空間を整備した。利用者は受付を行ったのち、空間内で自由に過ごすことができる。無料でお茶を提供したほか、菓子類やボードゲーム等を自由に楽しめるよう配慮した。スタッフは、探究活動や地域活動の相談を請け負う相談員として従事した。

■利用者数の記録

 全10回開催し、述べ50人(1年生17名2年生21人12人)が146回利用した。

■デザイン・写真資料

フライヤーを作成し、校内に配布・掲示を行いました。

居場所スタッフは、東京学芸大学・福島大学大学院所属のインターンが担い、高校生との対話をはじめとして、環境設計や教員とのコミュニケーションを行いました。

とある1日の部屋の様子です。1F南向きの倉庫を活用しました。簡易な畳スペースや、キャンピングチェア、教卓などを活用し、立体的な空間構成となるよう実験しました。

震災復興白河ゼミや、探究活動の打ち合わせスペースとしても活用されました。

白河高校公式noteにもご紹介いただきました。

利用した高校生のうち、自らイベントを企画しPOPUP_EMANON内で実践した方や、地域でのイベントに参加する意欲を見つけた方も生まれました。

一般社団法人 未来の準備室は、今後も地方公立高校に所属する高校生に対して、さまざまな手段で支援を行って参ります。