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【report】裏庭編集部×彦根東高校新聞部 合同取材実施報告@白河・ふたば【12/15,16】

(本記事はコミュニティカフェEMANONサイトからの転載です)

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コミュニティ・カフェEMANONを拠点に実施されている、「次世代によるローカルメディア創造事業」(福島県地域創生総合支援事業ならびに白河市地域づくり活性化支援事業採択)の一環で、今年度は、白河市内の高校生グループ「裏庭編集部」メンバーと、「滋賀県立彦根東高等学校新聞部」部員との交流事業が行われました。

10月中旬には白河から裏庭編集部メンバーが滋賀県彦根市を訪問した交流事業。
12月中旬の週末には、今度は彦根東高校新聞部が来県され、白河市・双葉郡にて合同取材を実施しました。

<12月15日>
新白河駅で合流。松尾芭蕉像前で2ヶ月ぶりの再会を祝した後、白河駅周辺を3班に分かれて散策&昼食。昼食は、白河名物・白河ラーメンを堪能しました。

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昼食後は、福島大学共生システム理工学類の黒沢高秀教授をお招きして、南湖公園の歴史・生態系に関するレクチャーを受け、南湖公園にて実地のフィールドワークを行いました。

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<12月16日>
早朝に白河を出発、貸切バスで福島県浜通り・双葉郡へ移動して、福島県立ふたば未来学園高校の生徒と合流しました。
バス車内でふたば未来学園高社会起業部の生徒から、学園や社会起業部の活動紹介を伺いました。

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バスは、東日本大震災・福島第一原発事故で直接的に被災した双葉郡・富岡町へ。全町避難となり、2017年4月1日に一部避難解除された町です。
2017年10月に運転再開したJR常磐線富岡駅にて、富岡町出身の秋元菜々美さんと合流し、秋元さんと白河市出身の渡邊美友さん(ふたば未来学園高2年)の案内で富岡町内を巡りました。
分断された夜ノ森の桜並木や、津波で被災した双葉警察署のパトカーの姿は白河・彦根・ふたばの高校生にどのように映ったことでしょうか。

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その後、南下して楢葉町へ。「木戸の交民家」さんにて、秋元さんの体験談を伺うとともに、高校生みんなで感想共有。そして、ふたば未来学園社会起業部の皆さん手作りのカレーを昼食に交流会を行いました。

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今回の彦根東高校新聞部をお迎えした交流事業において、新聞部の皆さんの取材に対する真摯な態度や、そこから出た言葉は、福島が地元である白河・ふたばの高校生にとって、自分たちの地域を見つめなおす契機となったように思います。
彦根東高校新聞部の皆さん・顧問の藤村先生、遠路はるばるご来福賜り、誠に有難うございました。